修了者等へのインタビュー
国際日本学修了者の経験談を視聴して、みなさんの履修計画の充実化に役立てましょう!
教育学部卒業 三瓶さん
理学部卒業 伊藤さん
教育学部卒業 松谷さん
修了者等からのメッセージ
【修了者】 Y. S.さん
(教育学部 学校教員養成課程)
Q
国際日本学の修了証書取得をめざした理由を教えてください。
A
高校時代、インターナショナルクラブに所属し、ホームステイをしたことなどから、英語に興味をもちました。元々中学校の数学科の教員になりたいという夢がありましたが、大学受験の際には数学科か英語科、どちらをめざすのか迷いました。結果として、数学科に決めましたが、留学生との交流や英語の勉強もしたいと考え、国際分野に力を入れている千葉大学を志望しました。入学後のガイダンスで国際日本学を知り、せっかくなら何か目標をもって勉強したいと思い、修了をめざしました。
Q
国際日本学で学んだ科目の中で、印象に残っている科目について教えてください。
A
1つ目はグローバルボランティアです。国内のプログラムで、多文化フリースクールという外国につながりをもつ子どもたちが通うフリースクールに携わりました。ここで、日本にいるのに教育を受けることができない子どもたちの存在、そしてそのような子どもたちは受験を経て学校へ入学しても、馴染めずに辞めてしまうことが多いという現状を知りました。 このような彼らの抱える問題や課題に対してどのようにサポートするのか、彼らとどのように関わっていけばよいのか、何を必要としているのかを学ぶことができました。 2つ目はイングリッシュコミュニケーションです。オールイングリッシュの授業で、90分間英語でのコミュニケーションができ、とても好きな時間でした。少人数の授業であり、受講生と和気あいあいとコミュニケーションを取ったり、ネイティブの先生が細かく指導してくれたりしたこともよかったです。プレゼンテーションでは自分の専攻で学んだ学校の制度や児童虐待について他の学部の人に英語で伝えることができ、達成感がありました。
Q
英語力向上の秘訣を教えてください。
A
とにかく沢山英語を話すことだと思います。私は留学から帰って来て、英語力をキープしたかったため、2・3年次はイングリッシュ・ハウスに頻繁に通い、one to one conversationで英語力を保つ努力をしました。また、留学先で知り合った友達と月に2,3回Zoomで英会話をしていました。イングリッシュコミュニケーションの授業も効果的だったと感じています。
Q
国際日本学の修了をめざしている後輩にアドバイスやメッセージがあれば教えてください。
A
取らなければならない単位数は決して少なくなく、自分の専攻にプラスで取ることは簡単ではありません。しかし、大学生活を通して何かを頑張りたいと思っている人、国際系に興味があり千葉大学を選んだ人にはぜひ挑戦してほしいです。私は履修したことで、英語力の向上と広い視野の獲得につながったと感じています。何よりやりきったという達成感が得られ、これは就職活動をする際にもアピールポイントとなりました。計画的に履修する必要があるため、自分で考えることも必要ですが、国際企画課の方にどんどん相談することが大切だと思います。ぜひ頑張ってください!
【修了者】 S. I.さん
(理学部 地球科学科)
Q
国際日本学の修了証書取得をめざした理由を教えてください。
A
大学4年間を通して何か勉強した証を残したいと思い、国際日本学の修了証書取得を考えました。取得を考えてすぐに、どのようなスケジュールで授業を進めればいいか、国際企画課に相談に行きました。理学部生は、専門科目とは別に取らなければいけない授業がたくさんありましたが、これまで履修されていた先輩方の授業の取り方を見させてもらって、それを参考にしながら履修し始めました。
Q
国際日本学で学んだ科目の中で、印象に残っている科目について教えてください。
A
イングリッシュコミュニケーションです。英語でのディベートやプレゼンなど、アウトプットしていく授業でした。話すのが苦手だった私にとって、自分で英語を使っていく授業はとても勉強になりました。1年生から4年生にかけて少しずつ授業は取っていたのですが、授業を初めて取ったときは全く話せませんでした。ディベートの授業では、グループの中にうまく入っていけませんでした。授業の中で学んだ単語は、その授業内ですぐに使うということを意識しました。最終的には、積極的に英語で発言し、グループ内でディベートを引っ張っていくことができるようになりました。自分自身で成長を感じられ、履修してよかったと思っています。
また、「日本のポップカルチャー(JS)」等、日本文化について学ぶ授業もたくさんあり、それらも印象に残っています。留学に行ったときに、日本文化について聞かれることがたくさんありました。しかし、私自身が日本文化を全く知らず、関心も無かったということに気づきました。留学後、それらの授業で日本文化について学ぶことができたのは、すごくよかったと思っています。千葉大学に留学に来ている学生がたくさん参加しているので、海外から見た意見や、日本人から見た意見をオンライン上で会話しました。いろんな意見が出てきて、それらを自分の中に落とし込みながら学んでいくことができ、有意義だったと感じています。
Q
英語力向上の秘訣を教えてください。
A
たくさん話すこと、英語に触れる機会を増やすことだと思います。イングリッシュコミュニケーションもそうでしたが、教科書や本で学ぶだけではなく、自分自身で英語を使っていくこと、間違ってもいいのでどんどん話していくことが重要だと感じました。最近では、日常に英語を取り入れることが難しくないと思います。YouTubeやPodcast、好きな映画を英語の字幕で見るなど、英語に触れる機会は、身近なところにたくさんあります。そのようにして英語に触れる機会を増やしていくことも、英語力向上の秘訣かなと思っています。
Q
国際日本学の修了をめざしている後輩にアドバイスやメッセージがあれば教えてください。
A
気になること・やってみたいことには、挑戦してみてほしいと思います。入学時には、英語だけの授業や留学など、私にできるかなという不安がすごくありました。しかし、高校生の時から憧れがあったこともあり、留学は勢いで申し込みました。やってみると、もちろんできないことも多く、悔しいなという気持ちもありましたが、その分得られたものは非常に多く、英語力の向上だけでなく、いろいろな経験ができました。英語ができれば、自分の研究や、視野をどんどん広げていけると思います。是非とも海外に目を向けて、自分自身の英語力や対人スキルを磨いて行ってくれたらなと思います。
【履修証明書取得者】 T. M.さん
(教育学部 学校教員養成課程)
Q
国際日本学履修証明書取得をめざした理由・感想を教えてください。
A
本当に楽しいプログラムだったので、ぜひ今後も発展、継続してほしいと思っています。
国際日本学履修証明書取得をめざしたきっかけは、1年生の前期に、たまたま国際日本学指定の科目を履修したことです。その科目が私にとって、とても面白く、そこから国際日本学の存在を知り、楽しみながら修了をめざせるのではないかと考えました。当初は国際日本学修了証書までめざしておりましたが、コロナ禍で海外への渡航ができなくなってしまい、履修証明書にとどまってしまったのが、私の中で心残りとなっております。
Q
国際日本学で学んだ科目の中で印象に残っている科目について教えてください。
A
クリティカルシンキングを促す異文化間教育(JS)という授業です。様々な社会問題について留学生と混ざって議論していくという授業なのですが、様々な背景を持つ留学生と話すことができました。日本では当たり前だと思っていたことが、実は当たり前ではないということに気づき、とても面白いと感じました。また、入学当初に履修したのですが、自分の英語が留学生に通じたということが、とても嬉しかったことを覚えています。一方で、自分の考えていることを伝えきれなかったというもどかしさも感じました。そこからさらに、英語を学びたいという気持ちが高まりました。
Q
英語力向上の秘訣を教えてください。
A
とにかく英語学習を楽しむことだと思います。高校生までは、どうしても、受験のための英語学習になってしまいますが、大学では、自分の楽しいと思う方法で、英語を学ぶことができます。私の場合は、人と話すことが好きなので、イングリッシュ・ハウスのレッスンを可能な限り予約し、会話を通して英語を練習してきました。ほかにも、英語を話す授業をなるべく履修して、英語を使う機会を増やしてきました。さらに、SNSを活用し、海外の人と通話で言語を教えあうということや、自分が興味のある海外の講義を、英語で受講したこともありました。様々な学習方法があると思いますので、自分の楽しいと思う方法で英語を学ぶのがいいと思います。
Q
国際日本学の修了をめざしている後輩にアドバイスやメッセージがあれば教えてください。
A
英語学習の方法は様々あります。しかし、きっかけがなければ、なかなか始めにくいと感じるかもしれません。その中で、国際日本学を履修することが、いいきっかけになると私は考えています。私の場合は、たまたま履修した授業が面白かったということから、英語学習の楽しさに気づき、グローバルな授業を多く受けるようになりました。また、千葉大学は総合大学ですが、学部の授業を受けているだけでは、総合大学としての良さを十分に感じられないかと思います。国際日本学を履修することで、他学部や他国の方とたくさん接することができ、見識が広がります。何よりモチベーションが上がると思いますので、ぜひ履修をお勧めします。
【履修証明書取得者】 Y. M.さん
(工学部)
Q
国際日本学の修了/履修証明書取得をめざすにあたり、どのように履修計画を立てましたか?また、どのような点に特に気を付けていましたか?
A
研究室配属後は、どの程度授業に時間が割けるか不明だったので、1年生のうちから単位数を計算して空いたコマはできるだけ埋めるようにしていました。学部の授業や必修科目で国際日本学に認定されるものが少なかったので、普遍教育の教養展開科目は全て国際日本学の認定科目から選択しました。同じ科目でも国際日本学として認定されるかどうかは年度によって変更になることがあるので、年度の初めはパンフレットを必ず確認するようにして、計画を修正しながら進めました。当初は修了を目指して30単位の取得を計画していたのですが、留学が中止になったこともあり、単位取得が思うように進みませんでした。最終的には、コロナ禍の特別措置もあり履修証明書を取得することができました。
Q
国際日本学を構成する科目群のうち、取得計画を立てることが難しかった区分と理由を教えてください。
A
ゲートウェイ※(セミナー・プロジェクト型)区分と留学区分(短期留学)です。ゲートウェイ(セミナー・プロジェクト型)区分に関しては、1,2タームや4,5タームで取得したかったのですが、学部の授業のないコマでの開講が少なく苦労しました。留学区分に関しては、3タームや6タームでの取得を考えていましたが、コロナ禍で中止になってしまい苦労しました。(※2020年度以降入学者は国際日本科目区分)
Q
国際日本学で学んだ科目の中で、印象に残っている科目について教えてください。
A
宗教と社会(JS)という科目が印象に残っています。工学部の授業では、議論をする場面は少なかったので新鮮でした。宗教というテーマも、以前から興味はあったものの真剣に議論や考察をしたことがなかったので、毎回楽しく受講していました。留学生の方の意見も聞くことができ、とても興味深い授業でした。
Q
国際日本学の修了/履修証明書取得をめざしている後輩にアドバイスやメッセージがあれば教えてください。
A
国際日本学は、大学生活の目標にもなるのでおすすめです。カリキュラムに沿って履修すれば、「グローバル」をキーワードにした学びが体系的にできるため、やりがいや達成感もあります。履修が思うように進まなかったり、授業数が増えて忙しくなったりすることもあるかと思いますが、自分で時間をかけて勉強したことは必ずどこかで役に立ちます。副専攻を学ぶことは新たな価値観に触れるきっかけにもなるので、ぜひ修了や履修証明書取得を目指してほしいと思います。