修了者等へのインタビュー

国際日本学2023 修了者等インタビュー

修了者等からのメッセージ

2023年度前期修了者(グローバル・マイナー)* M. T. さん 法政経学部法政経学科

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Q1

いつごろから国際日本学修了(グローバル・マイナー)をめざしましたか?

A1

国際日本学修了認定は学部2年生のころ、グローバル・マイナーは学部3年生のころからめざしました。

Q2

国際日本学修了(グローバル・マイナー)をめざした動機として重要な位置を占めたのはどのような要因でしたか?

A2

英語力の向上や自分の主専攻以外の分野への関心が要因となりました。

 

Q3

国際日本学修了をめざすにあたり、どのような点に気を付けて履修計画を立てましたか?

A3

グローバル・マイナーにしぼると学部の専門科目での単位が少なくなってしまうので、国際日本学指定の普遍科目を多めに履修しながら、学部の専門科目についても卒業要件を充足できるよう気を付けて履修計画を立てました。また、ブリティッシュ・カウンシルの講師によるイングリッシュコミュニケーションの授業は途中から開講している授業数が少なくなってしまい、イングリッシュコミュニケーション区分に該当する他の授業を履修するなどして、慌ててラストスパートをかけました。
他にも、グローバルボランティアや留学など、受講できる機会が限られている科目については、時期を見極めて履修しました。金銭的・時間的な準備も必要でしたが、講義が中心の他の科目とは違い、実際的な国際体験ができ、視野の広がる良い経験をしました。

Q4

国際日本学で学んだ科目について今後役立つと感じた科目について教えてください。

A4

イングリッシュコミュニケーション区分に該当する科目は、英語力の向上に役に立ちました。特に、英語を話すことが苦手だったので、たくさん話す練習ができたことがよかったです。留学やセミナー型・プロジェクト型の科目でも、英語で話すことが必要だったので、英語科目で英語によるコミュニケーションの練習をしたことは、それらの科目で学びを深めたり単位を習得したりすることにも役立ちました。
一方で最も記憶に残っている科目は、グローバルボランティアです。国内のムスリムコミュニティを対象とするプログラムに参加し、日本の身近な場所でムスリムのコミュニティが存在することを初めて知りました。ムスリムの方々と実際に触れ合って相互理解を深められたことは、とてもいい経験になったと思います。また、プログラム内でイベントを学生主体で企画・実行することは、大学生活を通して初めての経験でした。反省点もありましたが、楽しい・嬉しいと感じたことも多く、すべてを含めて非常に印象に残っています。

Q5

国際日本学履修区分について、国際日本学を構成する科目群のうち、取得計画を立てることが難しかった区分はどれですか?

A5

講義型は最初から履修計画に入っていた一方、セミナー型・プロジェクト型の科目(グローバル・マイナー)は法政経学部での指定科目がないため、自分で意識し、探して履修しなければなりませんでした。 留学区分(長期留学)については、他の科目に比べ挑戦できる機会が少なく、計画を立てることが難しかったです。コロナ禍や円安、事前準備の必要性という理由から、実際に参加するまでのハードルが高かったです。

Q6

国際日本学の修了をめざしている後輩にアドバイスやメッセージをお願いします。

A6

国際日本学の修了/履修証明を取得しようか迷っている方がいたら、ぜひ挑戦してほしいです。指定科目の中には卒業までの必修単位と被っている科目も多く、万が一国際日本学修了の要件を満たせなくても卒業や進級に影響を与えることもないので、気軽に取り組めると思います。国際体験を行う、少し特殊な科目も指定科目に含まれており、それらは国際日本学の修了をめざすからこそ得られる貴重な体験だともいえます。幅広い授業に参加できる機会と捉えて、楽しんで履修していくといいのではないでしょうか。
また、国際日本学指定科目は海外の事柄について学ぶだけでなく、英語を実践的に使ったり、異文化交流をしたりする内容が多くなっています。間接的な学びだけでなく直接体験による学びを得ることで、国際社会への解像度が高まり、視野が広がりました。
将来グローバルに活躍することを今から考えている人はもちろん、そうでない人にとっても、グローバル化していく現代世界を生きる上での学びや発見を得て成長するチャンスだと思います。いずれにせよ学んだことが無駄になることはないので、ぜひチャレンジしてみてください。

*グローバル・マイナーについてはこちらをご覧ください。

2023年度後期修了者・履修証明取得者のうち、12名の方に回答いただきました。

須賀友洋_タイのBOOTプログラム_写真.JPGのサムネイル画像学生提供

Q1

学部と認定されたものを教えてください。

A1

回答者の学部と認定種別(修了・修了(GM)・履修証明書取得)はグラフのとおりです。
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Q2  

いつごろから国際日本学修了・履修証明取得をめざしましたか?

A2

グラフのとおりです。1年生から計画的に履修されていた方が多いですが、3、4年生以降から意識して修得した方もいるようです。

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Q3

国際日本学修了等をめざした動機として重要な位置を占めたのはどのような要因でしたか?(複数回答可)

A3

グラフのとおりです。「勉強した証」として、あるいは、「英語力の向上」のためという動機が重要であった方が多いです。03-2.png

Q4

国際日本学修了をめざすにあたり、どのような点に気を付けて履修計画を立てましたか?

A4

<国際教養学部>
もともと国際的な問題への関心が高かったことや、国際教養学部の専門科目が国際日本学の対象だったこともあり、特に意識的に計画せずとも順調に履修できました。
<文学部>
・1、2年生では指定科目に捉われず興味のある授業を履修し、3、4年生では残り必要な科目を履修しました。
・取りたい科目を探すときに国際日本学も満たしているか確認しながら計画をしました。
・指定科目をしっかり履修しているか逆算しながら確認しました。
・コースの授業の単位を取っていれば必要単位が満たせるようになっていたと思います。区分に気をつけていました。
・1、2年生のうちから指定科目をよく確認し、早めに履修するよう心がけました。年度によって指定科目が変わることもあったため、毎年よく確認しました。
<法政経学部>
当初は計画を立てておらず、 4年生の時点で 2回目の留学に行ったことがきっかけで国際日本学修了をめざすことを考え始めました。4年生のT5は同級生が卒業旅行へ行く中、毎日大学に行く必要があるなどかなり悲しい思いをしたので、1、2年生の普遍科目分を充足させる際には国際日本学の科目を選んでおくといいのではないかと思います。
<園芸学研究科>
履修計画を立てていなかったため、修士に進んでから足りない単位を履修しました。各区分の最低単位数をしっかり把握して、研究室の活動に影響がないように心がけました

Q5

国際日本学で学んだ科目について今後役立つと感じた科目について教えてください。

A5

「English Communication ①② / English Communication」
理由:英語でのコミュニケーションに加えて、プレゼンテーションスキルも磨くことができました。
「アメリカ映画における日本(JS) /Japan in American Films (JS)」
「異文化交流演習(JS) / Japanese Culture from Intercultural Perspectives」
理由:様々な国から留学生を積極的に受け入れている千葉大学だからこそできることであり、色んなバックグラウンドを持った人と交流可能な授業でした。
「Pre-Intermediate Communication A / Pre-Intermediate Communication A」
「Pre-Intermediate Communication B / Pre-Intermediate Communication B」
理由:日常生活のトピックについて自由に英語で会話できました。

Q6

国際日本学履修区分について、国際日本学を構成する科目群のうち、取得計画を立てることが難しかった区分はどれですか?

A6

<留学>
・学費とは別に費用が発生するため。
・コロナ禍での入学だったので、留学をどのタイミングで4単位分実施するか悩んでいました。2年生でオンラインでの留学が叶ったものの、残り2単位必要でした。3年生からは公務員試験の対策のため長期的な留学を実現することは困難だったため、就職活動や卒論執筆が終わった4年生の6タームにねじ込みました。
・コロナ禍で見通しが立てられず、卒業研究との両立の仕方が分かりませんでした。
・4年生の春で留学プログラムに参加しましたが、4年生春の留学単位は認められないので注意して欲しいと思います。
・英会話能力に自信がなかったため。
<英語>
・該当科目の理解が難しかったです。
・自分の主専攻に関わるものと、教職科目とのバランスをとりながら国際日本学に指定されている科目を取ることが難しかったです。

Q7

国際日本学の修了をめざしている後輩にアドバイスやメッセージをお願いします。

A7

<文学部>
・国際日本学は無理に科目を合わせようとしなくても指定科目がたくさんあるので、自分の興味のある科目を選ぶことを優先にすると良いと思います。
・指定科目を意識的に取っていけば、修了は難しいことではありません。
・大学生になると、長期的に一つの目標に向かって勉強することはなかなかないことだと思います。ぜひトライしてみてください。
<法政経学部>
わたしは4年生になってから取得をめざしたので使えなかったのですが、 1、2年生で努力して取得に近くなっていれば就活においても強い説得力になっていたと思います。留学の計画が難しいかもしれませんが、コロナも明け始めているので積極的に行くことをおすすめします。
<理学部>
理系でもコツコツと単位を取っていれば修了、履修証明取得は難しくないです。頑張ってください。
<園芸学研究科>
「学科の専門科目」で「国際日本学の指定科目」を満たすものが多くあるため、どの学部でも履修がしやすいシステムになっていると感じます。学業に加えて、部活やサークルなどの課外活動で忙しいと思いますが、異文化を学ぶことを通して改めて気がつく日本の魅力もあると思うので、是非頑張ってください。